みなさん,こんばんは。
今日は1日雨でしたね・。
でも,最後にみんなが待ち望んでいたブルーインパルスが飛んで良かった(^^)

ハイデガー「存在と時間」

これまた私の好きな番組「100分de名著」からの紹介です。今回のシリーズはハイデガーの「存在と時間」です。実はこの番組が放送されたのは4月なので結構前です。普段,私は放送されてからそんなに間を置かずに観ることが多いのですが,この番組はそうはなりませんでした。というのは,100分de名著は一冊の本を4回に渡って紐解いていく番組構成になっているのですが,普段は私は第1回目を観て,難解さに理解が出来ず,自分には合わないから,観ないで消去しちゃおうかと思っていました(^^;)。たまたま今日は時間があって,ちょっと観てみたらとても大切な気づきがありました。消さなくて良かった(^^)

それは不安についての考察の部分です。

ハイデガーは不安について「順調にすべてが進んでいても苛むのが不安。安らぎの反対として捉えているのは不安ではなく世人の中に飲み込まれていくこと。不安の中に踏みとどまることができるのであればそれを安らぎとみなすことができるかも。」という考えを述べています。

”自分がこの世界に生きていること自体が不安の源泉である。”と。

不安は私が克服したいと考えている大きな課題の一つです。私はことあるごとに不安を感じ,自分自身で不安を生み出してきました。その不安に対して,今までは不安を無くすことばかりを考えてきました。でも,ハイデガーの言っていることが正しいとなると,不安を無くすことは実現できないということになります。ハイデガーの言っていることがはたして正しいのかということになりますが,私の人生の経験上,不安を完全に無くすことの難しさを幾度となく感じているので,ハイデガーの言っていることは大部分で正しいと思います。

不安を無くすこと追及するのではなく,不安があるということを受け入れて,生きる上では不安があることを前提にして生きていくことこそが,不安を少なくしながら生きていくことができる方法なのではないかと知ることができました。
不安を少なくしながら生きていく具体的な方法としては,不安があるということ,そのことが当然であると自分自身の中に確固たるものとして確立して生きていくこと(真実であると自分の中に真に落とし込むこと)が不安を最小限にしながら生きてくことではないかと感じました。
不安があるということは人が生きていることの証明になるのだと。パラダイムシフト。自分の中に少し変化がありました(^^)

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矢代 紀章

社会人29年目になります。 とある自治体に勤める社会福祉士。 人生折り返し地点です。 バイク,音楽,読書,映画,言葉,太陽,筋トレ等が好きです。

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