みなさん,こんにちは(^^)/
寒くなってきましたね~。
我が家では冬は蓄熱式暖房を利用していたのですが,
電気代の高騰で,今年は蓄熱式暖房を
止めて暖房機能を強化したエアコンに買い替えて
利用してみることにしました。
結構温かいので,この冬はこれで乗り切りたいと思います(^^)

「科学がつきとめた”運のいい人”」を読んで

新聞の広告を見て,タイトルが気になったので,久しぶりに自己啓発本的な本を
読んでみました。
「科学がつきとめた運のいい人」中野 信子著:サンマーク出版:税込み1,650円です。

本書は脳科学者である筆者が,「運がいい人」の状況について脳科学的観点から解説しているもので,一部に既に学んで知っている内容もありましたが,簡潔にまとめられていて読みやすい本でした。
書いてあることのほとんどが,自分自身のこれまでの経験に照らし合わせて合点がいくものでした。
本を読んで新たに学んだことがありました。

その運をどう生かすかに少なくても人は主体的にかかわっていける

ひとつめは,「数学にランダムウォークモデル」という理論があり,これは,コイン投げたときに,表が出たらプラス1,裏が出たらマイナス1進むと決めておいて,実際にコインを投げて座標軸に落とし込んでみると,結果が完全にゼロのところに落ち着くということは実際はほとんど起きず,およそプラスのほうに200~300,マイナスのほうに200~300くらいの結果になることが多いそうです。

 人の一生には,おおよそ半々の運・不運があるように考える人が多いかもしれませんが,ランダムウォークを仮定すると,人生という限られた期間における目の出方はどちらかに偏ってしまうということがある。人はその一期間を捉えて,運・不運を捉えてしまうが,それは「錯誤」であると。

運・不運というものは,だれの身にも公平に起きていて,その運をどう生かすかに少なくても人は主体的にかかわっていけると考えている,と述べられています。

私自身,一喜一憂してしまう,思い込みが強いという課題があるので,このことは自分でしっかりと認識し,今後の生き方の参考にしていきたいと思いました。

運のいい人はひとり勝ちしすぎようとしない

ふたつめは,「運のいい人はひとり勝ちしすぎようとしない」です。

生き残っていくためには,環境に適応していかねければなりませんが,過剰に適応してしまうと,それがかえって絶滅のリスクを高めてしまうと。

「最適より好適」,最適はベスト,好適はベター。「最適より好適」とは,「最適な戦略を取ると一時期は勝てるものの長期的なスパンでみると滅びてしまう可能性が高い。よって,ベストよりベターを選ぶべき」という意味だそうです。
本書では,サイを例にそのことについて述べられています。
そこで,勝ちすぎない,ひとり勝ちしない道を選ぶのです。自分だけが生き残って,ほかは全滅しようがかまわない,という道より,自分も生き残れるけど,まわりも生き残れる道を選ぶ。まわりとうまく共存できる道を探る。このほうが結果的に長く生き延びることができるのです。

とかく,私は「最適」がそれこそベストと生きてきている部分がありました。
このことについて今一度,考えてみたいと思います(^^)

いろいろ周囲に迷惑をかけながらも,すべての人に助けられて生きられている。そのことこそ,「私は運がいい」といえると思います。
みなさんに感謝感謝ですm(__)m。

投稿者
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矢代 紀章

社会人29年目になります。 とある自治体に勤める社会福祉士。 人生折り返し地点です。 バイク,音楽,読書,映画,言葉,太陽,筋トレ等が好きです。

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